「Add some music to your day」…ヘッドホンを新調してみました。

 昨日一昨日とAmazonさんで「Primeセール」があったので、これを購入した。

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 SENNHEISERのド定番開放型ヘッドホン「HD660S」です。今までずっと買おう買おうと思い続けてただ時間だけが過ぎていたという感じでしたが、この機会に思い切ったということですね。とても立派な箱の中には本体とケーブルが3本、取扱説明書、以上。本体のデザインもそうですが、内装も飾り気はありません。

 筐体はよそでも散々書かれている通りプラスチックむき出しですが、安っぽさはありません。組付けも隙なくビシッと組まれています。本器は「高級品」ではなく、あくまで「高性能な道具」なのだ…そんなメーカー側の意図がそこはかとなく感じとれます。

 

 一方、今まで使っていたのがこれ。

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  こちらはお世辞にも定番とは言えないかもしれませんが、SONYの10年前の密閉型フラッグシップモデル「MDR-Z1000」。スタジオモニターとして設計された品で、あちらこちらに「MDR-CD900ST」を思わせる外見上の味付けがなされているのはご愛敬。こちらも「高級品」ではなく「高性能な道具」です。要は、僕自身がこういうデザインが好きってことなんでしょうね。

 ヘッドバンドは表皮がボロボロになってしまったので別売りのカバーを付けてあります。イヤーパッドを交換したときに撮影した写真が残っていたのでついでに貼ってみましたが、このクリーム色のドライバーがなかなか高価な素材だったという話を聞きました。ほかにも目立ちませんがハウジングがマグネシウム合金製であったり、今の観点から見ても非常にコストが掛けられた品物だったんだなあと。

 残念ながら?それとも必然ながら?今年生産終了になってしまったので、新品で購入できるのは今が最後かもしれません。でも決して大ヒットしたとは言いにくい本機を10年の長きにわたって作り続けたSONYという企業はやはり凄い体力の持ち主なんだなと改めて実感する次第であります。

 

 新品のオーディオ機器は程度の差はあれ慣らしの期間が必要なもので、HD660Sも音が落ち着いてくるまでには200時間くらいかかるとのこと。これからどういう音に変わっていくか楽しみですね。今日のところはここまで。

 

 かしこ。