「ストレートは大胆に、変化球は低めに。」…2021年プロ野球開幕前夜なので、順位予想でもやってみようか。

 まぁ~色々ありましたけどね、個人的にも世情的にも。

 

 1日という時間を生産的に使えようが、ただ生きていることだけに消費しようが、客観的には同じ1日なんだけど。でも最近思うのが「人ひとりにとっての時間は不平等の極み」なんだなってこと。世間における時の流れと個々人のそれは一致することなどありえなくって、便宜的に基準を世間の方に合わせないと都合が悪いだけなんだろうなって。

 

 そんなことはどうでもいいや、今日は3月25日。日本プロ野球の開幕前日であります。去年に引き続きコロナ禍の中で行われる興行ですが、今年の場合は通常通り144試合制、かつビザ発給に関わる外国人選手の入国遅延と非常に大きな変更点が生じてしまっている。開催日程はともかく外国人選手の問題は球団ごとの不平等の差が著しいので、個人的には何らかの是正措置が必要不可欠と思うのだが…

 

 とはいっても既に「やる」ことになってしまったので仕方がない。あくまで1観客かつ1ファイターズファンでしかない自分が今更何をどうこう出来るわけでもないので、開幕前の風物詩「順位予想」でもしてみようかと思う。

 

 まずセリーグはあまりよくわからないのでざっくりと並べたら

 

ジャイアンツ②タイガース③カープ④ドラゴンズ⑤ベイスターズ⑥スワローズ

 

 こんな感じですかね?以下球団ごとの短評

 

①…何と言っても大エース菅野智之の残留は大きい。ここまで2連覇中のチームだが大きな戦力変動も見受けられず、優勝予想するには無難なチームかと。

②…4球団競合ルーキー佐藤輝明のオープン戦における大爆発を中心に打線は非常に活発、投手陣も藤浪晋太郎がシーズン通じて先発ローテーションを守れればかなり有力。ただ昨シーズンに露呈した守備難はオープン戦を見る限りでは解消されたとは言えず。他チームと比べると外国人選手が合流出来ているので開幕ダッシュを決められるかが非常に重要となってくるかと。

③…「今年は勝負に来たな」と思わせてくれるチーム。ドラフト1位栗林良吏、2位森浦大輔、3位大道温貴の3投手を全員リリーフに回すという非常に思い切った手を打ってきた(個人的には好きではないが)。即戦力新人投手をリリーフで起用するのは即効性はあるので、今年1年に限れば成功する可能性は高いはず。昨年最下位から何としてでも浮上して見せるという意気込みを評価してこの順位。

④…去年大活躍した大野雄大開幕投手を務められない、オープン戦におけるチーム防御率の悪さ等々。正直言って好材料がいまいち見出しにくいことは否めない。ここ3年のドラフトで高校生を1位指名し続けているように「将来性」は感じるのだが…

⑤…昨年FAで主力2選手がジャイアンツに移籍したことも大きいが、何と言っても12球団で唯一外国人選手ゼロ人で開幕を迎えなければいけなくなったことは痛すぎる。ソトやオースティンといった有力選手が合流するまでどれだけ持ちこたえられるか?

⑥…昨年FA権を取得した3選手の引き留めには成功したものの、投手陣野手陣共に厳しい戦力であることは変わらず。オープン戦の成績がそれを立証してしまった感もあり、客観的には「難しい」「厳しい」という声が多くなっても仕方ないのが現状かと。

 

 引き続きパリーグの順位予想と短評。

 

①ホークス②ライオンズ③バファローズイーグルス⑤マリーンズ⑥ファイターズ

 

①…日本シリーズ4連覇中の偉大なチームです。開幕時点でフルメンバーを組めないのは並のチームであれば大問題ですが、ホークスは過去にもそのような状況下で「結果的には」日本一になってしまうのです。まぁ、仕方ないかな。

②…ホークスの日本シリーズ4連覇に隠れてはいますが、2018・2019年のパリーグチャンピオンはライオンズです。投手陣の薄さがずっと指摘され続けているにもかかわらず、おおむねリーグの上位で戦い続けられているのは(打線の力ももちろんですが)渡辺久信GMを中心としたチーム作りへの確固たる信念の賜物だと思えます。主軸が打てば、なんだかんだで強いチームです。

③…ここは有力な選手がそろっているので「戦力的には」もっと上位で戦えるはずなのですが…選手層というよりは「監督人事」が足を引っ張っていることは否めないので、中嶋聡監督が心置きなくチームを統率することが出来ればAクラス入りも出来るはず。願望も混じった予想です。

④…評論家からホークスに肉薄するくらいの優勝予想を受けているイーグルスですが、自分にはそれほど大きな評価は出来ませんでした。確かに田中将大の電撃復帰は大ニュースでしたが…そもそもこのチームは2年前も3年前も大型補強を行い、シーズン前はそれが高く評価され、でも終わってみれば3位4位、そして監督がその責任を取って辞任…現状の戦力やネームヴァリュー以前にチーム作りの方針に問題があるような気がしてなりません。石井一久GM兼監督の運用能力が問われる1年になるでしょう。

⑤…去年ホークスに強みを見せて2位に入りましたが、戦力的には決して恵まれている方では無いので。2019年のドラフト1位佐々木朗希も1軍で先発ローテーションに入るにはまだまだ時間がかかりそうですし、野手陣も含めて若手の成長具合に左右されてくるのでしょう。

⑥…応援しているチームを最下位に予想するのは正直忸怩たるものはありますが、客観的な戦力としてはファイターズが厳しいとみられるのは仕方がない。ただ若手の有望株は結構な人数が控えているので「潜在的な爆発力」は備わっているはずなのです。開花する選手が多く出れば優勝は高望みとしてもAクラス入りは可能なはずですし、仮に今年もBクラスに沈んだとしても去年よりは「ましな負け方」をしてくれるはず…

 

 文章が長くなりすぎたので追記することがあれば明日以降に。余禄として新人王も予想するならこんな感じかな?

 

セリーグ ◎栗林良吏〇佐藤輝明▲牧秀悟△入江大生

パリーグ ◎伊藤大海〇宮城大弥▲鈴木昭汰△早川隆久

 

 かしこ。